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MBKPによるTOBでアコーディア上場廃止へ 2016年12月05日

 ㈱MBKP Resortは11月29日、㈱アコーディア・ゴルフの株式を公開買付け(TOB)により取得し、買収すると発表。11月30日から来年1月18日まで、普通株式1株を1210円で買い付け、全株取得を目指す。アコーディアもこのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募推奨。上位株主グループも賛同したという。また、アコーディアは上場廃止となる予定から平成29年3月期の株主配当を行わないことと株主優待制度の廃止も発表。MBKPは独立系投資ファンドのMBKパートナーズ・グループの系列で香港・ソウル・上海・東京に拠点を置くアジアに特化した企業投資グループ。日本での投資実績には弥生、TASAKI(田崎真珠)、USJ、コメダ等がある。
 MBKはアコーディアに関し、国内135コースを運営するゴルフ場運営のリーディングカンパニーとして認識。アコーディアは2020年問題やプレー単価の下落といった厳しい環境にあると認識し、運営コース拡大に向けたゴルフ場・練習場の買収の加速、クオリティ向上によるゴルフ場のブランド価値向上、海外ゴルフ場の買収・アライアンス構築、インバウンド需要の対応が急務と考えており、MBKも同様の施策がアコーディアの企業価値向上に資するものと考え、ゴルフ場買収や大規模な施設改修を行うには一時的な収益悪化も懸念され、アコーディアを非上場化したうえで上記施策を行い再上場を目指すこととしたという。
 MBKによるアコーディア買収費用は約7050万株の株式取得代約850億円と借入金約630億円含め約1500億円に上る見込み。買付終了後、MBKは取締役の過半数をアコーディアに派遣、業務執行の現経営陣には継続して経営にあたっていただくとしている。従業員の処遇も原則維持。追加アセットライトも継続する方針。配当や優待目的で株式を保有していた個人投資家やゴルファーも多かっただけに、優待廃止には残念がる向きも多いようだ。