ゴルフ会員権ニュース

株主会員制の飯能ゴルフクラブを経営する(株)飯能ゴルフ倶楽部が第65期(2022年4月1日～2023年3月31日)の決算を提出。
売上高6億2141万1千円、経常利益6371万4千円、当期純利益4002万4千円で前期より減収減益となった。

業績については、営業日数は前期と同じ308日。
来場者数は、会員2万3299名、ゲスト1万1409名の計3万4708名で、1日平均は前期比4名減の112名。
売上高は、来場者の減少で6億2141万1千円となり、前期より2％減収。

経費面は、エネルギー価格の高等や物価上昇で販売費･一般管理費は7億8789万5千円で前期比増、営業損失1億7646万5千円で前期比増。
営業外収益は、2億4018万円(前期比減)の収益。

特別損失としてバンカー改修工事の有形固定資産除却損462万2千円を計上すると、税引前当期純利益が5909万1千円となり、法人税･事業税、調整額を計上すると当期純利益が4002万4千円となった。

経営方針は、通常の経済活動への早急な対応及び競争力のあるクラブとして強化を図っていくため、コース管理の向上と効率化、従業員の安定した確保、質の高いサービス提供、メンバーシップゴルフ場としての運営、安定した経営の課題に注力するという。

※入会条件の一部変更のお知らせ
　　　変更前　推薦人は、同クラブ正会員で在籍3年以上及び直近
　　　　　　　２年間のクラブ来場回数が１０回以上の方１名とする。
　　　　　　　推薦人は、入会申込者の入会資格及び提出書類の
　　　　　　　内容について、これを保証するものとする。

　　　変更後　推薦人は、同クラブ正会員で在籍3年以上及び直近
　　　　　　　２年間のクラブ来場回数が１０回以上の方１名とする。
　　　　　　　推薦人は、原則として入会申込者と面談及び
　　　　　　　同クラブで同伴プレーを行い、入会資格及び提出書類の
　　　　　　　内容について確認し、これを保証するものとする。

　株主会員制の飯能ゴルフ倶楽部は4月1日から来年3月31日までの期間限定で、女性正会員の申し込みを受け付ける。　女性正会員の総数100名を目途に、新たに男性名義の株式取得者17名まで、女性正会員入会申し込みを受けるもの。特例措置による入会費用は税別で名義書換料450万円、入会時預託金150万円。市場には女子会員権の流通が少ないことから相場はプレミアがついており、男性の通常の入会費用よりも高額となっている。　今回の女性会員の入会枠拡大に関しては、会員の高齢化に伴うアクティブ会員の減少傾向に歯止めをかけるために、来場回数の増加に期待できる女性に門戸を広げる目的があった。

飯能ゴルフクラブは同クラブの規則を一部変更。　入会時の推薦人を在籍3年以上・直近2年間の来場回数10回以上の正会員1名で理事・監事の推薦は不要（同伴プレーは理事・監事が行う）。女性入会は承継による入会の他に女性株主から株式を譲り受けた方の入会も可。　また、正会員の入会時の預託金を250万円から150万円に改訂（名変料は従来通り157万5000円）。

飯能ゴルフ倶楽部は開場50周年記念のゴルフ競技会と祝賀会を10月22日に開催。　同クラブではレストランの隣の部屋で「50年振り返っ展」として歴史をパネル展示し、かつて所属していた青木功プロのビデオレターを流した。競技会には周辺ゴルフ場の理事長や支配人、地元関係者や報道関係者などが招かれ総勢80名余がプレーした。　祝賀会では理事長が「ゴルフ業界は大変厳しい状況にあるが株主会員制のクラブとして会員中心の運営を今後も続けていく。一方でゴルフ場の社会的責任も考え環境保護などの面で地域貢献し次の50年に向けて歩んで行きたい」と挨拶した。

飯能ゴルフクラブは入会資格の一部を改正来年1月1日から実施。　女性入会については、「承継による入会の申込者に限る」とし、推薦人は「5年以上在籍しかつ直近2年間の来場回数が10回以上の者」に改正される。承継による入会とは、正会員・平日会員が退会・死亡した時、法定相続人及びその配偶者・子が権利承継者として入会できるということで、来年1月からは承継以外の方法では女性は入会できない。