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市川総業㈱の再生計画案での平均弁済率は約11.4% 2016年04月18日

 市川造園土木グループで、美里ゴルフ倶楽部と美里ロイヤルゴルフクラブを経営する市川総業㈱は東京地裁から付議決定を受け、会員など債権者に民事再生計画案を配布した。書面投票期間は5月24日まで、債権者集会期日は6月1日午前11時。 再生計画案によると、同社は、実質債務超過と預託金償還問題に対処すべく、平成27年12月に民事再生手続開始申立を行い開始決定を受けた。再生方針は自主再建型で、預託金の償還問題を解決し破産配当率を超える弁済を行うとともに会員のプレー権を保護することを骨子とした。弁済については再生債務者の保有する資産および将来の事業収益を弁済原資として行う方針。代表者は少なくとも3年間は無報酬とする。また別除権者の㈱市川造園土木との間では別除権評価額をゼロとする別除権協定を締結済みと報告している。 確定再生債権者数は1714名、確定再生債権額は92億106万8823円。債権者への弁済率に関しては、一般債権者及び退会する会員債権者に対しては5万円までは免除を受けず、5万円を超える部分は認可決定確定時において89.5%の免除を受ける(平均弁済率約11.4%)。弁済方法は計10回の分割弁済となる。会員契約を継続する場合は一般債権者と同様の弁済額を新預託金とした新証書を発行、10年後以降退会を条件として退会日から1ヶ月後に一括して返還する。資本金1000万円は全額減資し、改めて1000万円の資本金(5万円200株)を現代表者に割り当てる計画。その他、市川造園土木の一般再生債権や代表者、グループ会社の会員債権は全額免除を受けるとしグループの経営責任も明確にした。

美里ゴルフ倶楽部

美里GC(埼玉)民事再生法申請 2015年12月11日

 美里ゴルフ倶楽部東2コースを経営する市川総業㈱は12月4日に民事再生法を申請。 再生法の申請理由は、預託金問題。これまでに一定程度預託金を返還しているが、一方で返還訴訟を起こされ12月2日に敗訴判決を受けたとしている。今後も同様の判決が下る見込となっていることから預託金問題を抜本的に解決するため再生法を申請、自主再建を目指す。 負債は法人200社及び個人1419名の会員預託金88億90万円余を含め92億5990万円余。金融債務はない。会員権の名義書換は、4日から停止。

美里ゴルフ倶楽部