黒 磯CC負債43億円で自己破産を申請 2006年09月01日
会員制の黒磯カントリー倶楽部(18H 栃木)を経営する富国開発(株)は8月25日、東京地裁へ自己破産を申請した。申請代理人は木下貴司弁護士。同社は昭和47年9月に設立されたゴルフ場経営会社で、50年7月に同CCをオープンした。当時の母体の中川鉱油(株)が53年に破産したことから、松戸パブリックゴルフ(現・江戸川GC、前・松戸GC、千葉)を経営していた(株)松戸パブリックゴルフが富国開発の経営を引き継いだ。しかし、ゴルフ場業界の低迷から両ゴルフ場の経営は逼迫し、(株)松戸パブリックゴルフ(実川代表)は松戸のゴルフ場を手放している。富国開発は(株)松戸パブリックゴルフの動きに連鎖する形での破産申請で、担保権付きの銀行からの借入金が千葉県信用保証協会に移管し、この返済が重荷になっていたという。負債は会員約2000名の預託金(1口辺り20万円等で高額は150万円等)を含め約43億円。