伊豆大仁CC(静岡)経営体制の強化で大型増資 2012年11月02日
伊豆大仁カントリークラブを経営する伊藤忠グループの伊豆大仁開発(株)は経営体制強化のため減損損失処理や資本金の増資と減資などの手続きに着手している。同社の説明では、9月28日に増資等を決定、減損損失として50億2000万円を計上。その後は11月12日新株発行により42億2500万円の増資を行い、13日に資本金の一宇を乗除金に振り替え減資を行って新資本金を1億円に。14日に、一部出資していた新日本製鐵(株)が撤退し、伊藤忠商事(株)の100%子会社になる。 同CCが会員に発送した文書では「財務基盤の強化が実行でき、退会希望の会員には預託金を速やかに返還できるようになった」旨を報告。 11月1日から来年3月31日まで名義書換は停止。名義書換を継続すると、増資等の手続きなどが行われることを知らない会員や会員権業者が従来の相場を基準に売買を実施するなどで会員が不利益を被りかねないためとしている。なお、伊豆大仁CCは現在唯一の伊藤忠商事系列のゴルフ場。
伊豆大仁カントリークラブ