ゴルフ会員権ニュース

米国男子ツアーPGA TOUR、欧州男子ツアーDP WORLD TOUR、サウジアラビア政府系のファンドのパブリックインベストメントファンド(PIF)の3者はゴルフ界統一への画期的合意として、PIFのゴルフ関連事業及び権利(LIVゴルフ含む)をPGA TOUR・DP WORLD TOURの事業及び権利と統合、新しい共同所有の営利組織設立の契約に署名したと発表。
PIFは新組織の成長･成功促進のため資本投資をする。新組織は統合された事業の成長、ファンエンゲージメントの促進、進行中の成長に向けた取り組みを加速させる計画を実行する。
LIVゴルフは2年目シーズン途中だが、他2団体はチーム戦をさらに盛り上げ成長させるため協力する。
また、当事者間で係争中のすべての訴訟は和解･終結することも発表。
3者は23年シーズン終了後、PGA TOURまたはDP WORLD TOURへの再入会希望の選手に対し協力して取り組む。

新組織の取締役会は、ゴルフ関連すべての商業面の運営、ビジネス･投資を監督･指揮する。
現時点での新組織の出資者はPIF・PGA TOUR・DP WORLD TOUR・LIVゴルフのみ。
PIFは新組織への追加出資の独占権を持つとともに、PGA TOUR・DP WORLD TOUR・LIVゴルフと新組織への出資の第一拒否権を有する。
PGA TOURは取締役会の過半数を任命し組織の過半数の議決権を保有する。

また、PGA TOURは501非課税法人として存続、大会の許可・競技とルールの管理･すべての運営上の責務を含む大会の管理体制を維持する。
PGA TOURポリシードボードにPIFのヤシル・アルルマイヤン最高責任者が加わる。
DP WORLD TOURとLIVゴルフは、それぞれのツアーで現管理体制を保持。
新組織の取締役会には、会長にアルルマイヤン、最高経営責任者にPGA TOURのジェイ・モナハンコミッショナーが含まれる予定。